「本屋のあかり」紹介本 『明日も生きていこうと思える絵本101』
『明日も生きていこうと思える絵本101』 赤木かん子 草思社 1650円
私の尊敬する師匠(と、勝手に自分で思っているだけですが。)の、赤木かん子さんが書いたたくさんの絵本をお勧めしてくれる本です。この方、ウチの本屋に来られた際には「この店の本はみんな古い。半分は書庫行きだな。」なんておっしゃるくせに、こういうお勧め本紹介するときにはいつも古ーい本か、絶版になってしまったような絵本ばかりを出してくるんですよね~。実際に調べてみると、この本の中で紹介されている半数近くは品切れ・重版未定か、絶版の絵本たちでした。おもしろそうだな、読んでみたいなとは思うのですがさてどうしようとなちゃうんですよね〜。そんなものだから、かん子さんは私にしきりと「ねぇねぇ、古物商の免許取りなよー」と勧めてくるのですが「いやー、そのような魔界に足を踏み入れたら最後、ディープな世界すぎて私には手に負えなくなりそうなのでごめんなさい。」とお断りしています。だってめんどくさそうなんだもん!
まぁ、でも勿体無いな!とは思います。かん子さんの推薦文を読んでみると「うゎ、読んでみたーい」と思っても買えない!ってことになると、世間一般には知り得ないまま終わってしまいますからね。でもね、昔、父にこう言われました。「絶版になるということの意味を考えてごらん。多くの人に読まれ続けている本は今でも残っているんだから・・・。」
確かにそうだな、と思った次第。
本屋のあかり(Akari Tsuzuki)
みなさん、こんにちは。絵本と童話本の家 續木あかりです。
この番組は、毎回私が気になった絵本から読み物まで、内容を読んだりしながらご紹介していきます。そして、オススメの一曲も。お気軽に聞いていただけたら嬉しいです。
毎週月曜日の9:30から15分間。木曜日の14:00と土曜日の17:00に再放送があります。