• 本屋のあかり
執筆者:続木あかり
2026.03.24

「本屋のあかり」紹介本『世界のふしぎな木の実図鑑』

『世界のふしぎな木の実図鑑』小林智洋・山東智紀(さんどうともき)著 山田英春(ひではる)写真 創元社 3,960円

この本をどうして皆さんにおすすめしたいと思ったかと言うとですね、写真がすっごく綺麗なんです。木の実の写真が!なんかちょっと他の図鑑とは違っていました。帯にも「果実・種子の驚くべき機能美・造形美を約300点の高精細写真とともに紹介する、かつてないビジュアル図鑑!」と書いてあります。なんでかな?と思ってよく見てみると著者の小林さんは「1978年京都生まれ、軽井沢育ち。食品商社を経て、実家のジャム店「ジャムこばやし」を継ぐ。」と書いてあり、あれあれ何だか面白そうな人だぞ!と感じ、ついでに「おわりに」のところを読んだら「だからだ!!」と合点がいきました。
「木の実を本格的に収集・販売し始めた2010年頃は、お客さんに「この木の実の学名はなんですか?」と訊かれ、逆に「学名ってなんですか?」と教えてもらうようなありさまでした。そんな私がこうやって木の実図鑑の共著者として名前を並べるのはおこがましい感さえありますが、この本をきっかけに世界の木の実(もちろん身近な日本の木の実にも)に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しく思います。」ですって。本当にただただ好きで集めていたらこうなった!という感じで、好き!が滲み出てていいなと思いました。難しい解説などを抜きにして、ぼーっと眺めていたい図鑑です。ページいっぱいに写った木の実を見ていると、不思議な気持ちになります。「あんたたち、頑張っとるんやね~」って感動しちゃいます。

私、この図鑑を、いろんな保育園に本を売りに行く時に持って行ったんです。そして、富岡にある動物園みたいに羊だのアヒルだの豚だのを飼っている素敵な保育園の園長先生におすすめして、「タビビトノキ」という名前の木の実が載ったページを見せたら「あら!私、この木の実持ってるわ。」っておっしゃるんです。この木の実、バナナみたいな形の非常に硬い房が熟すと3つに裂けて、中からラピスラズリみたいなキレイな青い色の種子が姿を現すんですよ!「えー、こんなの本当に実在するんですか?」ってビックリしたら園長室から持って来てくれたんです。沖縄に行った時にお土産物屋さんで売っていたんだそうです。持ってみたらとても軽かったです。本当にキレイな青色してました。

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本屋のあかり(Akari Tsuzuki)
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毎週月曜日の9:30から15分間。木曜日の14:00と土曜日の17:00に再放送があります。

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