「本屋のあかり」紹介本『カウンセリングとは何か』
『カウンセリングとは何か』 東畑開人 講談社現代新書 1540円

この本は題名通り「カウンセリングの原理と全貌を明かす」本です。
いやー、勉強になりますよこの本。私、付箋貼ったり、端っこ折ったり、線引いたりととっても忙しかっです、読みながら。私が大学に入るくらいの頃に流行ったんですよ心理学が。河合隼雄さんの本読んだりしましたよ~。講演会にも行きました。先生の本やお話し自体はとてもおもしろいとは思ったのですが、なんだかぼんやりとわからないことも多かったんですよね。ひどく落ち込んだり、眠れなくなったりすることに対して普通・一般的には精神科のお医者さんからお薬もらって飲みますよね?そのことと、何年もカウンセリングに通って箱庭作ったり、ソファに寝そべって思いついた話しをするということにかなりの開きというか隔たりというかがあるような気がしていたのですが、この本を読んでいて自分なりの解釈で、そういうことかとわかった気がしました。合っているかはわかりませんが。
まず、本の中にこうありました「カウンセリングには二つのゴール・目的がある。「生存」と「実存」です。これは「いかに生き延びるか」と「いかに生きるか」ということでありこれは「生活」と「人生」とも言い換えることができます。」・・・・・・・・・・
つまり、破綻をきたした毎日の生活をお薬などで立て直した後にその人にとって必要であればその奥に潜む人生の問いを解き明かしていくということであり、その時に必要なのが箱庭やソファによる自分語りや無意識の世界ということになるんじゃないのでしょうか?あー、難しいですね。そんな自分自身の奥底なんて覗きたい気もするし、知りたくもない気もする。「カウンセリンとは心の非常時を扱うテクノロジーである」「心とは、突き当たるものである。最後にすがたを表すものである」とも書いてありました。きっと、あの時の私は他人の心の中がのぞいてみたかったのかもしれないと思いました。自分の心の中もわからないっていうのに。そして「心の変化には科学的な次元もあるし、文学的な次元もある。この両方を生きるのが、人間である」と。
本屋のあかり(Akari Tsuzuki)
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