「本屋のあかり」紹介本『世界をもっとうつくしく』
世界をもっとうつくしく 絵本作家バーバラ・クーニーがのこしたもの』アンジェラ・バーク・クンケル文 ベッカ・スタッドランダー絵 福本友美子訳 ほるぷ出版 1,980円

私、今年、念願だった日本ハムファイターズの春季キャンプを見るために、沖縄県の名護まで行ってきました!
たーのしかった~。練習場所の名護エナジックスタジアムの外野わきはすぐ綺麗な海なんです、砂浜なんですよ!!海なし県で生まれ育った私としてはもうそれだけで「あー、来てよかった」と感動しました。晴れていて暖かい日が続いたので、オリオンビールも美味しくてとんでもない量を飲んできました。でも、でもひとつだけこれはちょっと、と若干引いてしまったのが、この時期にすでに咲いていたお花たちの色でした。なんか血のような赤い色のお花が、これまた濃い~色の緑の葉にどん・どんと、咲いているのを見るたびに「毒々しいな~」と思ってしまいました。海の塩気を帯びた湿った空気の中で見るからでしょうかね?これまで見たことのない濃さでびっくりしました。その時に思い出したのが、今日ご紹介する絵本作家バーバラ・クーニーが描いた『ルピナスさん』(ほるぷ出版)という絵本でした。この絵本はバーバラ・クーニーのほとんど自伝と言ってもいい絵本で、主人公の女の子がおじいさんに「大きくなったら、世の中をよくするためになにかしなくてはならないよ」と言われ、それを胸に大人になってから急に思いたち、夏の間じゅうルピナスの種をポケットに入れていてのはらに海沿いの丘に、広い道の両脇に、学校の周りに、教会の裏にと、まいて歩いたんです。そしたら、次の年の春がくると、村中がルピナスの花であふれ、のはらや海沿いの丘が、青や紫やピンクの花で埋め尽くされたんですって。なんて素敵なお話しでしょう。私この、ルピナスっていうお花がたっくさん咲き誇っているのを十年以上前に夏の北海道で見たんです。もうその時の光景はいまだに忘れられません。その時思ったのが「北海道で見る花の色は全然違う、特別キレイ!」でした。なんでだろ、空気が乾燥して澄んでいるから?すごく鮮明で透明感のある淡ーい感じの色なんです。美しいな~と感じました。その時に見た花の色とそっくりなのがこの絵本に描かれているルピナスたちなんです。本当にお見せしたいですよ、この絵本。だってなんてったって絵が素敵なんですもんこの絵本。そんなバーバラ・クーニーの生涯を描いた絵本が『世界をもっとうつくしく 絵本作家バーバラ・クーニーがのこしたもの』です。この絵本にもルピナスは描かれていますが、やっぱりバーバラ・クーニーの描いたルピナスの方が美しいと思います。まぁ余計なことですけど。
本屋のあかり(Akari Tsuzuki)
みなさん、こんにちは。絵本と童話本の家 續木あかりです。
この番組は、毎回私が気になった絵本から読み物まで、内容を読んだりしながらご紹介していきます。そして、オススメの一曲も。お気軽に聞いていただけたら嬉しいです。
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