• 本屋のあかり
執筆者:続木あかり
2023.02.17

本屋のあかり紹介本「推しと生活」

『「推し」と生活』 「母の友 12月号」福音館書店 580円     『ミーツ・ザ・ワールド』金原ひとみ 集英社 1650円     『推しの子』赤坂アカ・横槍メンゴ 集英社 695円

まずは私と「推し」の話から聞いてください。遡ること、6年ほど前、このラジオ番組が始まってから、最初の頃は中高生の頃に買いためていたCDの中から「これ良いよね!」と感じるものをかけていたのですが、このままではまずいな最近の音楽も知っておかねば、と思いC D屋さんに行くようになりました。そこでいわゆるジャケ買いをしたのがNulbarichの「H・O・T」というアルバムでして、そのCDに入っていたわけなんです次のライブの告知が!それが2018年11月2日の日本武道館ワンマンライブだったのです。あの頃は、もう東京が遠い場所でめっきり行かなくなっていたので、きっと、小さなライブハウスだったらビビって行っていないと思います。でも、武道館なら行って帰ってこれる!と思ったので思いきってチケット取って行ったのです。一人で。思えばアレが俗にいう「沼にハマった日」なのでしょう。直前に買ったので2階席のステージ袖の見切れ席ってやつだったと思うのですが、いまだにあの興奮と感動を上回る感情には出会っていないような気がします。一気に20歳くらい若返った気がします。気持ちだけですが。終わってすぐに、生まれて初めてファンクラブなるものに登録しましたもん。アレから4年、今だに冷めやらず「推し活」しています。多分あの頃は、心身ともに絶不調で、人生終わったなって感じだったんです。きっと何かに夢中になりたかったんだと思います。ある人が「推しの視界に入った時に恥ずかしくない自分でいるために生きてます。」って言ってたんだけど、私も同感です。マジで日々の暮らしに潤いを与えてくれるし、やる気を起こさせてくれますよね。毎日楽しいし、生きる理由って感じですよ。そして今、思うんです「自分の機嫌を取るのは自分。結局のところ誰が助けてくれるわけでもなく、自分で自分を幸せな状態に持っていく、というか幸せだなって自分自身が感じること。」これしかないなって。
なんのこっちゃ、って感じだと思うのですが、今回は「推し」と生活について考えてみたいと思います。「推し」って言葉も最近の流行りですよね。「推し活」という言葉が2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされているようですよ。自分が気になるからか小説では『ミーツ・ザ・ワールド』まんがでは『推しの子』を最近、読みました。どちらも「推し」をテーマに書かれているので、気になる方はどうぞ。
そして、私が一番気になったのは「推しのいる生活」においての自分の脳の中というか健康状態ってどうなの?ってことです。なんだか脳内ドーパミンがドバドバ出てて超幸せ状態になるから絶対に健康に良いはず!だと思うのですが。そこのところを、教えてくれるインタヴューがあったので聞いてください。「母の友 12月号 答えてくれているのは、自意識や感情を専門に研究している脳科学者の恩蔵絢子さんです。

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本屋のあかり(Akari Tsuzuki)
みなさん、こんにちは。絵本と童話本の家 續木あかりです。
この番組は、毎回私が気になった絵本から読み物まで、内容を読んだりしながらご紹介していきます。そして、オススメの一曲も。お気軽に聞いていただけたら嬉しいです。
毎週月曜日の9:30から15分間。木曜日の14:00と土曜日の17:00に再放送があります。

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