『スノーボードを生んだ男　ジェイク・バートン』福原顕志　文藝春秋　１８７０円

私は、父も母も北海道出身で、今は妹が富良野に住んでいて、毎年のようにお正月に行っていたのに興味がなかったので、スキー場には行ったことがありませんでした。そもそも、なんとなくスノーボードは、イケてる若者がするものだとも思っていたのでずっと避けていました。でも、憧れはあって、やってみたかったんですよね～。何かきっかけがあれば始められるかもと思い「そうだ、この本で勉強したら始めたくなるかも！」と読んでみました。案の定、今私は猛烈にスノーボードをやりたくて仕方がなくなっています。「いいんですよ、カッコ悪くても楽しめれば！！」それどころか、このジェイク・バートンという男の作った会社で働きたいとも思ったし、彼の作った社訓「We are riders .We work like we ride .We ride together.」「私たちはライダー、そしてライダーと同じマインドを持つ人にとってベストなことにフォーカスする。そうすればあとの全てはついてくる。これが私たちのビジョン。私たちは山でもオフィスでもマインドは同じ。これが私たちの価値観。私たちは力を合わせてハイパフォーマンスで働き甲斐のあるコミュニティを作る。これが私たちのコミットメント」に共感してしまいました。このモノづくりの精神というものが、流行に乗っているわけではなくただただ良いものを作ろう、そして楽しく働こうという感じなんです。だってこの会社アットホームで犬を連れて出勤してもOKなんですよ～社員さんはみんなスノボをやるのだそうですよ。理想的ですね。うーんでも、まず、私は、誰かに乗り方を教えてもらうところからですかね。