心も身体もほぐしてくれる、お風呂の魅力！

　私の好きな作家、江國香織さんは「毎朝２時間お風呂に入りながら本を読みます。」と書いていましたが、
ながーくお風呂に入る習慣のある人って結構いますよね。
いいですよね、お風呂。私も毎晩、湯船に浸からないと眠れないです。
そこで、「お風呂」をテーマに絵本を集めてみました。

『わにわにのおふろ』　小風さち　ぶん　山口マオ　え　福音館書店　900円

わにわにはお風呂が大好きです。蛇口をきゅるりきゅるり捻って、ずるずりずるずりとお風呂によじ登り、じょろろーんと飛び込んでおもいっきり遊びます。
行動は可愛いのにワニさんはなんだかコワモテの版画絵なんです。お湯に半分潜ってあったまってる姿なんか近づいたら襲われそうな怖さです。
でも、このギャップが堪らなく良いんです。クセになるおもしろさです。

『ごくらくももんちゃん』　とよたかずひこ　童心社　800円

ももんちゃんがお風呂に入っていると、ちゃぽちゃぽと金魚さんが、ちくちくちくりとサボテンさんが、どろどろどろんとおばけさんが入ってきました。そしてみんなで「あー　ごくらく　ごくらく」
この絵本を読んだらきっと、お風呂で言っちゃう「あー　ごくらく　ごくらく」

『もりのおふろ』　西村敏雄　さく　福音館書店　900円

森の奥でお風呂が沸いています。ライオンがやってきて体を洗います。ごしごし　しゅっしゅ　ごしごし　しゅっしゅ。
そこへゾウがやってきて、ライオンの背中を洗ってくれました。それから次々と動物がやってきて・・・みんなで背中をごしごし　しゅっしゅ。最後はお風呂に浸かって「あー　ごくらく　ごくらく　いいきもち」　
お風呂の中では、みんな仲良し！

『パンダ銭湯』　さくtupera tupera 絵本館　1300円

　パンダ以外の入店を禁止している、パンダのためのお風呂やさんでのお話です。
あまりにも衝撃的なパンダの秘密が描かれているので、これ以上は内容に触れることができません。
ぜひ、読んでみてください。

『おふろだいすき』　松岡享子・作　林明子・絵　福音館書店　1300円

　まこちゃんがあひるのプッカを連れてお風呂に入っていると、亀さんやらペンギンさんやらたくさん現れて・・・
かばくんの身体を洗ってあげたらクジラさんのシャワーで流してもらうなんて楽しそう！

『天女銭湯』　作　ペク・ヒナ　訳　長谷川義史　ブロンンズ新社　1400円

　古い銭湯の「長寿湯」で、ドッチが水風呂で遊んでいると、「あれ？な、なんや　このばあちゃん　どっから　でてきたん！」そこには強烈な個性を放つ、天女と名のるおばあちゃんが。
自称人形いたずら作家のペク・ヒナさんが紙粘土で作る登場人物達は、緻密なセットの中で縦横無尽に遊び回り撮影され、独特のファンタジー世界をつくり出しています。

『さむがりやのサンタ』　レイモンド・ブリッグズさく・え　すがはらひろくに　やく 福音館書店　1200円

サンタクロースのクリスマスの1日に密着。
この絵本、「お風呂」をテーマに描かれているわけではないんですが、サンタさんが大変なおもいをして子ども達にプレゼントを配り終えてクタクタになって家まで辿り着いた後、温かいお風呂に入って「ふろよりらくはなかりけり」って言うんです。
思わず「お勤めご苦労様です。」と言ってあげたくなっちゃうような幸せな場面ですよね。
私はこのページが大好きなので、取り上げてみました。